映像制作にドローンを活用するメリット・リスクについて

ドローン
当初、軍事利用目的で開発されたドローンは 2010 年、フランスの企業が初めて商用ドローンとして開発し、今では個人でも手に入れることができるようになりました。

企業のプロモーション動画においてもドローンは活用されており、近年益々注目を集めています。

今回は企業×ドローンという観点から、ドローン撮影のメリット・注意点・活用事例を紹介しようと思います。

ドローン撮影のメリット「コストが低い」「映像が美しい」「用途が広い」

まずドローン撮影のメリットですが、端的に「コストが低い」「映像が美しい」「用途が広い」という 3 つの点が挙げられます。

これまで空撮はヘリコプターやセスナ機を使って行われていました。撮影するためには、免許を持っている操縦者を手配したり、安全性への配慮を求められたりと、かなりのコストを要したのです。

後ほど詳述しますが、ドローンにも必要な許可がありますし、法律のハードルも設けられています。

しかしヘリやセスナに比べると難易度はグッと下がります。有り体に言えば「だれでも空撮ができるようになった」というのがドローンによるイノベーションと言えるでしょう。

そして上空から撮影するドローンの映像は雄大で美しいものに仕上がります。まるで鳥になったような気分になれる開放的な映像を撮影できるのもドローンの魅力です。

また用途も広く、プロモーション動画のほか、映画の撮影や建設の測量などにも使われています。

今後はアマゾンの配達にも応用される可能性があります。災害時にもドローンが使われており、活躍の場はますます広がっていくでしょう。

航空法違反?ドローンのリスクについて

とても便利なドローン撮影ですが、注意すべき点もあります。航空法によっていくつか規制があるのですが、それに違反した場合、50 万円以下の罰金、最悪
なケースとしては逮捕もありえます。

航空法によるドローン規制にはさまざまなパターンがあります。ここでは代表的な 3 つの規制を紹介します。

それは「空港周辺」「夜間飛行」「イベント会場上空」です。

まず空港周辺ですが、日本のすべての空港から 6km 以内は飛行が制限されます。

これは飛行機やヘリとの衝突を避けるためです。言い換えると、あなたが操縦するドローンは、飛行機と衝突する可能性をもっているということです。そう考えると怖いですよね。

また夜間飛行も制限されます。暗い場所では肉眼でドローンを捉えることが難しくなるため、事故のリスクが高まります。

見失ったドローンが誰かを傷つけてしまっては大変です。

最後にイベント会場上空での飛行制限です。これは実際に岐阜県のイベントで上空を飛んでいたドローンが墜落し、会場にいた 6 人が負傷するという事故が起きました。

イベント上空の飛行を許可するケースもありますが、たくさんの人の真上をドローンが飛ぶことについては相応のリスクがあると考えてください。

こういったリスクを避けるためにも、ドローンを使って撮影をする際は、専門の知識を有し、危機管理を徹底しているプロの業者に依頼することをオススメします。

ドローン映像の活用事例

リスキーな製品であることを踏まえつつ、それでもやはりドローンが秘める可能性にはワクワクします。

2015 年、鹿児島県は「BIRD’S EYE VIEW OF KAGOSHIMA」というプロモーション動画を公開しました。地方創生をテーマに掲げた鹿児島の美しい映像は大きな反響を呼びました。

警備会社のセコムではドローンを使って不審者などを発見するシステムを構築しています。未然に犯罪を防ぐ方法として社会的にもとても意味のある活用事例と言えるでしょう。

とある不動産会社では所有する物件の全体像や周辺環境までドローンの映像でカバーすることに成功。

プロモーション効果を劇的に高めました。小規模な活用としては、社員の集合写真をドローンで撮ることによって企業イメージを向上させた、というような例もあります。

ドローンの活用事例は挙げればキリがありません。
日々、あなたが目に触れる映像の中にもきっとドローンで撮影されたものがあるはずです。

リスクを踏まえてドローンを有効活用しよう

いかがでしたでしょうか。ドローンのメリットからリスク、活用事例まで一挙に紹介しました。

社会派 YouTuber の“せやろがいおじさん”はドローンを使った美しい映像で一躍有名となりました。今では全国ネットのテレビ番組にも出演されています。

今後ますますドローンは身近なものになっていくでしょう。

「この場所、上空から撮影したら美しいだろうな」「空から撮影すると自社の魅力はどのように映るのだろう」と想像してみるのもいいかもしれません。空
にはまだまだたくさんの可能性が秘められています。

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