映像制作会社の選び方

前回のブログでは、わたしたちの生活に“動画コンテンツ”が広く普及し、“だれでもできる”からこそ、差別化がむずかしくなっている。そのため動画で一定の成果を出したい場合は、プロの制作会社に依頼した方がいいということをお伝えしました。

「では一体どこの制作会社にオファーを出せばいいのか」ということを書いてみようと思います。

映像制作の一連の流れ

映像制作と一口に言っても、そこにはディレクション(監督)、撮影(カメラマン)、編集(エディター)などさまざまな役割があります。規模が大きくなれば、音声や衣装、制作(お弁当の手配やロケ地の調整など)といったスタッフの数も多くなります。

たくさんの人が関わるので、しっかりとした段取りが必要になります。会社によって多少の違いはありますが、動画は以下のような流れで制作されます。

それは「打ち合わせ→企画提案→撮影→編集→納品」というプロセスです。この流れを念頭に、今回の本題について話を進めていきます。

あなたの想いを形にできるベストパートナーとは

日本には数百社の動画制作会社があると言われています。フリーランスが集まるプロジェクトチームも数に入れると、動画を制作できるチームは相当数にのぼるでしょう。

その中からあなたの想いを形にできる“ベストパートナー”を探し当てるために何を拠り所にしたらいいのでしょうか。結論からお伝えすると「実績」「提案力」「コミュニケーション力」。この 3 つに目をつけてみてください。

制作実績

グーグルで“動画 制作会社”と検索するだけで 1 億以上のヒットが表示されます。その中には制作会社を比較しているサイトもあり、簡単に会社の情報を調べることができます。

ほとんどの会社は過去に制作した動画を実績として公開しています。一度は目にしたことのあるコマーシャルをつくっていたり、行政とタッグを組んで動画を制作したことのある会社があるはずです。

実績のある会社は高いクオリティの動画を作れる力があるので、安心して依頼することができます(逆に実績のない会社や、どんな動画を作るかわからない会社にはオファーしにくいですよね)。もちろん、大企業ではないけれど優良なコンテンツを作り続けている会社もあります。

直感で「この作品、ステキだな」と思う会社に声をかけてみるのもいいでしょう。

提案力

正式に依頼する前の“問い合わせ”の段階で提案力を推し量ることができます。

この段階では、あなたの頭の中にはまだフワフワとしたイメージしかないでしょう。

「とにかくたくさんの人にみてほしい!」「感動させる動画をつくりたい!」「PR 力のある動画にしたい!」など抽象的なイメージしか持っていない場合がほとんどではないでしょうか。

フワッとしたリクエストの中から、その会社の商品やサービスの特徴をつかみ、その良さを伝えるためのベストな手段を提案できる会社はオススメです。

「あなたの想いを形にするために、こういうアイデアはいかがですか?」と提案できる会社は心強いですよね。あなたの頭の中に動画の完成予想図がありありとイメージできるのであれば、それはその会社の提案力の高さを証明しています。

コミュニケーション力

動画制作会社に限らず、どの職種でもコミュニケーション力は必須です。電話で不躾な対応をされたらイヤですよね。どんなに実績が豊富で能力が高くても、コミュニケーションに難があれば、一緒に動画を制作していく気にはなれないのではないでしょうか。

丁寧な会社は「打ち合わせ→企画提案→撮影→編集→納品」というプロセスの中で、何度も“キャッチボール”を行います。丁寧な説明、わかりやすいプレゼン、事前の確認、途中経過の報告、納品日の提示など、依頼主が不安を抱かないように細やかにケアしてくれる会社を選ぶべきです。

そのためにも最初のお問い合わせの段階で「なんかイヤだな」という違和感があったら要注意。力のある会社はお問い合わせや見積もりの段階から丁寧な接客を心掛けているものです。

より良い“パートナー”を選ぶことが何よりも大切

いかがでしたでしょうか。動画のプロといっても千差万別。「この会社に頼んでよかった!」と心から納得するためにも、これまでお伝えした「実績」「提案力」「コミュニケーション力」に注目して動画制作会社を調べてみてください。

あなたの想いを汲み取ってくれる“良きパートナー”を選ぶことは、質の高い動画を制作する上で何よりも大切なことなのです。

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