リモートワークに上手く動画を取り入れよう

2019年12月に中国の武漢で発見された新型コロナウィルス。感染経路として人と人との接触が問題視され、不要不急の外出を自粛するよう要請されています。

その中で官民あわせて推進しているのが、今回紹介する“リモートワーク”です。不測の事態から注目を集めたリモートワークですが、動画を活用した新しい働き方として今、注目を集めています。そこにはいったいどんなメリットがあるのでしょうか。また注意すべき点は何なのでしょうか。

リモートワークの3つのメリットとは

リモートワークとは物理的に離れた場所で仕事をすることです。一言でいえば“在宅勤務”のこと。仕事場に縛られないノマドワーカーもリモートワークの一形態と言ってもいいかもしれません。こうした働き方は2000年代にアメリカで誕生したと言われています。

少しずつ日本でも普及しているリモートワークにはいったいどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は従業員側の視点から「リスクを下げる」「生産性を上げる」「ストレスを軽くする」という3つのメリットについてご紹介します。

リスクを下げる

リモートワークに切り替えると従業員は出勤・退勤をする必要がありません。そのため交通事故に遭う可能性はグッと低くなりますし、出勤・退勤時のラッシュに巻き込まれることもないので遅刻することもありません。

また在宅で働くことで、育児中の世帯では子どもが体調を崩したときにすぐに対応できるようになり、場合によっては親の介護をサポートする余裕も出てくるでしょう。出勤・退勤のリスク軽減だけではなく、親の介護にも参加できる。社会的なつながりが重要な資産となっている現代において、リモートワークは大きなメリットを有していると言えます。

生産性を上げる

上に述べたように出勤と退勤の必要がなくなれば、その分の時間を別の活動に振り分けることができます。東京都に限定すると、通勤時間の平均は45分〜1時間といわれています。退勤も合わせると最大で2時間も自由に使えるようになるのです。

これを家族との団らんに使うことができますし、上昇志向の強いビジネスパーソンは自分磨きの時間として活用するでしょう。自宅でリモートワークをおこなう場合、自分のペースで進めることができるので生産性が高まると報告されています。途中で上司や同僚に話しかけられることもなく、急な仕事を振られるケースも減るので、自分でしっかりと段取りできる従業員は時間あたりの生産性が高まるでしょう。

ストレスを軽くする

これは前述した「リスク」と「生産性」に関わることですが、時間を効率的に使えるようになることでストレスが軽くなります。5年に1度、厚生労働省がおこなっている「労働者健康状況調査」によると、仕事でストレスを感じている労働者の割合は、1982年の50.6%から2012年の60.9%まで右肩上がりにゆるやかに上昇しています。

働く人の10人中6人はストレスを感じているのです。またその理由も“人間関係によるストレス”が41.3%と記録されています(2012年調査)。ストレスを抱えることは健康面にも影響します。動画を活用したリモートワークでストレスを軽くすることはメリットの一つと言えるでしょう。

もちろん職場に気が合わない人がいるからと言って職務を放棄してはいけませんし、リモートワークを逃げ道にするのも正しい解決法とは言えません。あくまでもリモートワークは仕事を行う際の選択肢のひとつにしか過ぎないということを念頭に入れましょう。

経営者側にもメリットのあるリモートワーク

リモートワークは従業員のみならず、経営者サイドにもメリットがあります。例えば「人材離れを防ぐ」こと。ストレスが軽くなり、家族との時間も増えるようになれば、それは人材の流出を防ぐ一助になります。

日本は少子高齢化に突入し、優秀な人材を獲得することがより一層難しくなります。社員にとって働きやすい環境を整えることは経営者の大切な仕事です。離職率が下がれば、新しい人を雇用するためのコストも下がります。さらには通勤手当や出張手当などの諸経費を下げることも可能となるでしょう。

リモートワークに“動画”を活用したほうがいい理由について

リモートワークに“動画”を活用することで、さらにメリットを拡大することができます。仕事の指示をする際にメールやチャットツールなどのテキストを使うと時間がかかりますし、文章によっては誤解を生んでしまう可能性もあるでしょう。

しかし動画を使えばそのようなデメリットは解消できます。さらに動画ならではの機能をフル活用することで生産性を高めることができます。

例えば「画面の共有」。メンバーのパソコン画面を複数人で共有することができます。

同じ資料・同じデータを確認することで行き違いを防ぐことができます。「録画機能」も便利です。オンラインミーティングの様子を保存して、議事録として活用することができます。

複数人が同時接続できるので、会議室に集まっているような感覚で話し合いに参加することが可能となります。認知度が高いツールとしてZoomやスカイプ、FaceTimeやGoogle Hangoutsが挙げられます。それぞれの特性を活かして、より仕事がスムーズに進められるようなツールを選んでみてください。

このように動画を活用したリモートワークには大きな可能性があると言えます。図らずも新型コロナウィルスがそのことを教えてくれたといってもいいでしょう。

経済的に未曾有のダメージを与えた今回のコロナ禍。みなさんの業種にも少なからず影響を与えていると思います。

しかし人類はこれまで、どんな逆境にあってもそれを乗り越えてきました。みなさんの会社でも動画を活用したリモートワークの導入をぜひ検討してみてください。

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